駄菓子探偵 | 駄菓子タウン

'79年発売当初から現在まで継続商品である『うまい棒・とんかつソース味』。 もととなる商品は、うまい棒製造元でもある、リスカ様が発売していた「Mr.スナッキー」 ソース・サラミ・めんたい・チーズ等、定番の味として、うまい棒へ引き継がれております。 また、長寿商品ゆえパッケージデザインの変化も、もっとも多く、現在は「キックボードに乗ったAIBO風ロボット」や 「東北の有名な戦国武将風」など、という流行最先端？！のイラストが描かれているぞ! 貴方は、幾つ、デザインを知っているかな・・？

人気ナンバーはズバリ「メンタイ味」!!　世間の激辛ブームを先駆け'82年登場。以来人気トップの座を守り続けている。次いで2位は'92年発売のコーンポタージュ味。3位は'80年発売のチーズ味と'87年発売のたこやき味。最近はコンポタの巻き返しがスゴイぞ。

それはご存知「元祖さすがたこ焼味」!!　ソースはちゃんと甘辛く、青海苔たっぷり、ご丁寧に紅ショーガまで。外側はカリッと香ばしく中のコーンがふんわり柔らかい。この食感の秘密は、シーズニングしたうまい棒を焼き、さらにもう一度味つけしてまた焼くという「2度づけ」にあるのだ。これは旨いたこ焼き屋の製法そのもの。やおきん曰く「ファンが多く売れるから仕方なく作っている部分もあります。だって儲け全然ないもの(苦笑)」。

食べたことある人がほとんどいない伝説の「マリンビーフ味」その味の正体は･･･　"海の旨みと牛肉の旨みの融合"だった!!　生地にイカの粉を練り込み、さらにその上から牛肉の味をつけたものだった。当時、生地に味をつけること自体、うまい棒では画期的なことだったのだが、しかしあまりにもマニアック過ぎたため、あえなく生産打ち切りに。　幻のマリンビーフ味となってしまったのだ。　もし復活したら君は食べてみる!?

うまい棒は10円というイメージがあるが、実はかつてゴージャスな20円バージョンが存在していたのだ!　その名もズバリ「デラックスうまい棒」短命ゆえ、やおきんにも資料がほとんど残っていないのだが「テリヤキビーフ味」「ホルモン味」「カニ味」など5種類が確認されている。DXだけあって素材も高級食材ばっかり。特徴は長さが2倍近く、真ん中の穴に特製クリームがたっぷり詰まっている。これで20円なんて驚きだ!

新製品は特に定期的に企画されるわけではなく、「モヤモヤしてきたら作る」んだそうだ(笑)

うまえもん、ドヤエモン、うまいBOY･･･。ファンからは様々な愛称で親しまれている、あのパッケージのキャラクター。実は特に名前がない(笑)。ただその後の調査で「1978年9月13日生まれ　乙女座　A型　遠い宇宙のとある星からやってきた異星人。人間の年齢では2歳ちょっと　10年に1歳年をとる　趣味はコスプレ」というプロフィールであることが判明。やはりネコ型ロボットではないのだ。

新千年紀の開始を機に企画された歴史的な試み、それが「うまい棒2000」だ。その名の通り2000本のうまい棒を参加者全員で食べ尽くさんとしたこのチャレンジは、1月3日・16日の2日間をもって見事完遂された。推定70人の人間と大勢のハトが成し遂げた快挙には、乙女座の異星人も拍手を贈っていたに違いない。